七夕記念(会話文のみ)


「……嘘だろ。今年も雨とかマジありえねーよ。何なのマジでこれで何年連続だと思ってんの? 何天候さんマジ嫉妬しちゃってるの? え?」

「残念でしたね彦星さん。さて仕事に取り掛かりましょうか」

「あーマジやってらんねー。織姫に会えるかと思って昨日楽しみで楽しみでマジ眠れなかったんだぜ? みろよこのクマ」

「意外に純情なんですね彦星さん。さあ仕事が待っていますよ」

「ちゃんと一年待ったのに後一年もとかマジやってられるかよ。遠距離恋愛ってこんなにハードル高かったんだな知らなかったわマジで」

「仕方ないじゃ無いですか。大人しく後一年待っていましょうよ。それとさっきから何マジマジ言ってるんですか。覚えたばかりだからと言って無理に使わなくても良いんですよマジうるせえな」

「部下が怖い」

「マジうるせえ」

「繰り返すなよごめんなさい。下界にはケイタイデンワとかいう便利な道具があるらしいけどさ、ここには連絡手段何もないからね。星と仕事とうるさい部下しかないからね」

「さも人を物のように扱わないでください。良いから仕事しろっての」

「あー駄目だ織姫不足。天候とか関係ねえよちょっと会いに行ってくるわ。ヘイタクシー!」

「あ、ちょ、彦星さん! 流れ星をタクシー代わりにしないで……って行っちゃったよあのくそ野郎が覚えてろよ」

「やっほー! へへ、会いに来ちゃったよ彦星ー! ……ってあれ、彦星は?」

「…………あー」

「……え? 何? どしたの?」



急がば回るな!
(本日の教訓です)

「彦星ざまあみろ」